こんにちは♪
たつの市で髪質改善をメインに美容院をしている
VIREKA(ビレカ)の徳永です✄
今回は、
“自分で染める危険性”
について書いていきます。
白髪染めの方はもちろん、
普通に染める方にもためになると思いますので
最後まで読んでいただけたら嬉しいです^^
美容院のカラー剤と市販のカラー剤の違い
まず知っていただきたいのは、
美容院で取り扱っているカラー剤は高価なもので安全性が高くて安心
市販のカラー剤は粗悪なもので危険性が高い
ということはありません。
美容院のものでも良いものもあれば悪いものもありますし、
市販のものでも良いものというよりかは悪くないものもあれば
危険だなと思うものあります。
なので、
今回は美容院のカラー剤と市販のカラー剤の成分がどうたらとか
そんな難しい話はしませんのでご安心ください^^
髪の毛が染まるメカニズム
そもそも何で髪の毛が染まるのかという
髪の毛が染まるメカニズムについて知ってほしいことがあります。
例えば、
絵具で色塗りをすることと
髪の毛を染めることが同じように考えてる人が多いということです。
これは間違いなんですね。
どういうことかというと、
白い画用紙に絵具で色を塗るのは
その塗料が塗られてその色が見えてるわけです。
赤色だったら赤色、
青色だったら青色と
その塗料が見えてるわけです。
当たり前やん!と聞こえてきそうですが
では白髪染めやヘアカラーはどうですか?
自分で染めたことがある方ならわかると思いますが、
1剤と2剤を混ぜてグルグルかき混ぜますよね?
そうすると白っぽい液体ができると思います。
市販のカラー剤には他の色があるのかは
ぼくにはわかりませんが仮に白とします。
それを頭皮にペタペタ塗るとどうなりますか?
もちろん白くなりません。
白い液体で染めてもブラウンになりますよね?
これはカラー剤の色が見えてるわけではなくて、
髪の内部に浸透してその中に浸透した色が見えているわけです。
つまり髪の表面ではなくて中に浸透した色が見えているということです。
なぜ自分で染めるとうまくいかないのか
例えば、初めて自分で染めて仮にうまくいったとします。
きれいにブラウンになりました。
仮に白髪染めの方なら1カ月ですぐ気になってきました。
また全部染めます。
染められた履歴は、
根元の1cmは染められたのが1回目、中間から毛先が2回目です。
また1カ月後、伸びてきました。
根元の1cmが1回、中間部分が2回、毛先が3回染められてることになります。
4回、5回、6回…..
先ほどの話に戻ります。
ヘアカラーは絵具の色塗りとは違うと話しました。
根元の回数は1回染めたものに対して毛先は5回やもっとの方もいます。
そうなると、色が何回も染められてる毛先の部分は(色素)が多くなるので
どんどん暗くなっていき黒く濁ります。
つまり、色がちぐはぐなんですね。
自分で染めるデメリット①
例えば、白髪を気にされてる方なら根元が明るくて毛先が黒くて暗いどうですか?
女性であれば中間から毛先の部分は顔周りにあたる部分なので
暗く見えています。
なので疲れて見えたり老けて見えやすいです。
では白髪ではない方はどうでしょうか?
根元が明るくて毛先が暗い場合は逆グラデーションなので
変ですし、見れば違和感があります。
自分で染めるデメリット②
「自分で染めてて暗くて嫌だし飽きたから明るくしたいです!」
となった場合、中間から毛先の暗い部分は色素が多くなっているので
残留色素をとらないと明るくできません。
脱染しないといけませんので髪の負担が大きくなります。
通常のカラー剤の明るい色を使っても明るくなりません。
なので、それを踏まえた上でやるのか、
根元を染め続け毛先を切って徐々に明るくしていくのかの選択になります。
自分で染めるデメリット③
何回も染められてる中間から毛先の髪の毛というのは
当然ダメージも大きいです。
普段、乾いてたりアイロンされているときれいな毛に見えても、
濡れてしまうとテロテロ、ヘニャヘニャ毛が多いです。
ご自分で染めるお薬のパワーというのは誰でも染められるように一つしか種類がありません。
だいたい顔周りや分け目から染められていますのでそこが一番ダメージがひどい場合が多いです。
前髪、顔周りの毛、もみあげ、、、
自分が見て一番見える部分なのでしょうがないのですが、
その部分に限ってクセがすごいんじゃ~(+_+)
突然、千鳥ですみません(笑)
なので、ストレートをするとなると薬剤選定が限られてきます。
自分で染めるデメリット④
白髪染めの場合、根元が明るくて毛先が暗いと
本来髪の毛がたくさんあるように見えてほしい根元や
つむじ周りが薄く見え毛先の暗い部分が多く見えるという反対の現象が起きます。
自分で染めるデメリット⑤
毛先というのは当然何回も染められてるのでダメージが大きいです。
なので、髪質改善やトリートメントをするにあたっても、
通常の何もしていない人より効果は半減します。
なぜか?
髪の毛は死滅細胞です。
いかに傷ませず保護しながらいたわっていくかということが大切です。
同じトリートメントをしたり、髪質改善をしても、
良かったという方もいれば効果がイマイチというのがあるのはそのせいです。
カラー剤も同じで人によって元々髪質も違うので
同じ薬剤を使っても同じ色になりませんよね?
トリートメントも同じです。
傷んでるからこそトリートメントが効くんじゃないのと思いがちですが、
髪の内部に入り込む量というのは限られています。
ぼくはその方に合わせてこの状態でこの髪質だからこれを使うというようにと選んでいますが、
極端にいえば髪が補修されてもべたべたに重たくなって扱いにくくなったら意味ないですしね。
なので自分で染めて傷めてしまってる方は注意が必要です。
泡カラーやクリームのカラーを根元だけ染めれたら大丈夫か
じゃあ泡カラーやクリームのカラーで根元だけ染めたら大丈夫なのかと思いがちですが、
実は伸びてきた根元の1、2cm、を染めるのは簡単そうで難しい。
例えば白髪染めであれば薬剤の塗布量をコントロールすることで、
頭皮を守ったり逆にしっかりのせることでしっかり毛穴の奥まで染まるのでモチがよくなります。
また白髪染めでも通常のカラーでも、
根元の数センチの中にもグラデーション状に塗ることと、
薬剤のコントロールで外に出た時に太陽などの陽射しを計算しています。
外はどうしても室内よりも明るいのでちょうど自然になるんですよ^^
まとめ
今回は、
“自分で染める危険性”
について書いてきました。
まとめると、
薬剤というのは複雑で伸びてきた毛と今まで何回も染められた毛先は、
色素量も違えばダメージレベルも違い、
同じ薬で染めても同じ色になるほど簡単ではないし、なにより危険だということ。
決して自分で染める人が増えると美容院が儲からないとか
そんなことを言いたいんじゃありません。
そんなことはどうでもいいんですよ。
このポリシーでやってるので
その想いに賛同していただけてるお客様から支持をいただけてるので
それだけでじゅうぶんです^^
ただ一つ伝えたいのは、
あなたの髪の毛、頭皮は自分自身が大事にしましょうね!
ということ。
きれいに清潔感があるように見せる髪の毛を
髪や頭皮を傷めつけるのは他でもなく
自分自身で染めることなんですよということです。
たまに、
「どうやって染めたらうまくいきますか?」
「市販であればなんのお薬がおすすめですか?」
などの相談をされる方がいますが、
ぼくはそのような相談には明確には答えられません。
ヘアカラーというものを学べば学ぶほど、
そんな相談に答えるほどヘアカラーは単純なものではないし、
安全なものではないです^^;
なのでそこのところをおさえていただけたら幸いです☆
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました^^
たつの市で髪質改善をメインに美容院をしている
VIREKA(ビレカ)の徳永でした✂︎
TEL 0120-39-0077