たつの市で髪質改善の美容院をしている徳永です。
今回は、
“縮毛矯正に大事なこと”について書いていきたいと思います。
これを読むことでくせ毛の方は縮毛矯正をした後の対処法がわかります^^
くせ毛の方が縮毛矯正を維持するために知っておくべきこと
くせ毛の方なら一回は縮毛矯正をかけたことがありませんか?
縮毛矯正はくせ毛を半永久的にストレートにすることができる技術で、
くせ毛の方にとっては“本当に助かる存在“です。
一方、縮毛矯正はある意味とても嫌がられている存在でもあるんですね。
それはなんでなのか?について今から話していきますね^^
縮毛矯正とは?
もしかしたらあてたことがない方のために一応説明させていただくと、
縮毛矯正というのは、くせ毛を半永久的にストレートヘアにすることができる技術です。
半永久とは、何かしらのことがない限り、
縮毛矯正をかけた部分に関してはずっとストレートヘアを維持し続けるということなんです。
今では当たり前ですが、
発売当初は、
「あんなにコンプレックスだったくせ毛がこんなにまっすぐになるなんて!!」
という感じで夢のようなことでしたよね。
縮毛矯正とストパーは似ているようで違う。くせ毛には縮毛矯正を!
よく縮毛矯正とストレートパーマは混同されがちなんですが、まったくの別物なんですね。
簡単に説明すると、
・縮毛矯正=くせ毛を半永久的にストレートヘアにする技術
・ストパー=パーマをあてた前の状態に戻す技術
つまり、
ストレートパーマっていうのは簡単にいうとパーマ落としなんですね。
ストレートにするという部分だけ聞こえると同じように感じるかもしれないけど、
似て異なるものなんです。
ぼくからしたらくせ毛にはストパーは髪を傷めるだけの存在なのであまりオススメしません。
くせが弱いから…
縮毛矯正かけるないほど傷んでるから…
とストパーをすすめる方もいますが全くの間違いです。
縮毛矯正は基本的には根元のみでOK
縮毛矯正はくせを半永久的にきれいにストレートにできると言ったものの、
それをかけた部分に関してのみ。
新たに根元が伸びてくるのは、以前のようにくせのままなので、
定期的に縮毛矯正かけなければなりません。
でも縮毛矯正をかけた部分は半永久的にストレートなので、新たに伸びてきたくせ毛部分にのみ
縮毛矯正をかければ良いので2回目以降の施術は根元のみで大丈夫です^^
あてる周期は人それぞれで、髪質や髪型、くせの強弱などいろんな要素で決まってくるんですね。
・3ヶ月~4ヶ月おき
・6ヶ月おき
・12ヶ月おき
にかけることをぼくはおすすめしています。
くせの強さだけに注目すれば、
くせが強ければ強いほどあてる周期が早まり弱ければ周期は長引きます。
薬が弱い方でもかけていない期間が1年にもなると、
かけている部分とかけていない部分に違和感が出て、
見た目では分からなくても扱いにくさが出てきてしまうので、
1年以上期間をあけないことをおすすめします。
1年という周期であてることにはメリットがあるんですね。
縮毛矯正のあてる頻度とおすすめのタイミング
ぼくが縮毛矯正をかけるおすすめの周期には理由があります。
1年が12ヶ月と考えて日本には四季があり梅雨という時期があります。
梅雨は湿気が強いですし、また汗もかく夏は汗でぬれて、
せっかくアイロンで伸ばした髪もすぐにくせ毛に元通り。
なので、すぐにくくってしまうなんてことありませんか?
そういうのも考慮して季節に合わせ提案しています。
なので定期的に縮毛矯正をかけている方はこの1番イヤな季節の手前にかけてあげれば
かなり快適に過ごすことができます。
例えば、
・3ヶ月おきの方 6月右→ 9月右→ 12月右→ 3月→ 6月
・4ヶ月おきの方 4月→ 8月→ 12月→ 4月
・6ヶ月おきの方 6月→ 12月→ 6月
・12ヶ月おきの方 6月→ 6月
というような感じで規則的なサイクルで定期的に縮毛矯正をかけることができます。
これだとイヤな季節を快適に過ごせるだけでなく、
いつあてようかと無駄に悩む必要もなく安心ですね。
また髪をキレイにしていきたい方はこの規則的なサイクルが必須です。
縮毛矯正のトラブルとは?
この縮毛矯正が嫌われる理由の1つとしてダメージがあります。
縮毛矯正は一度に伴う髪のダメージは美容室のメニューでもトップクラスです。
①くせが伸びなかった
②根折れ
③ビビり毛
①と②に関してはまだやり直しがききますが、
③に関してはできることがかなり限定されてしまいます。
ビビリ毛とは簡単に説明すると内部構造を破壊されている状態です。
髪は死滅細胞なのでいくらトリートメントをしても傷んだ髪を元に戻すことができません。
過剰なダメージによりなってしまうこのビビリ毛という現象も当然直すことができません。
おすすめは切ること。
切れないための最終手段として“ビビリ直し”というメニューも存在しますが、
あくまでごまかしの作業なのでなるべくカットすることをおすすめします^^;
縮毛矯正でトラブルを避けるためには?
そんなトラブルを避けるために美容師自身が努力する事はもちろんですが、
施術を受ける側もある一定の知識を持つことをおすすめします。
縮毛矯正でトラブルを避けるためには、
①あてるのは根元だけ(たまに例外はあり)
②セルフカラーは極力しない
③ブリーチなどや明るいカラーを減らす
④自宅で使うシャンプーにこだわる
これらに気をつけるだけでトラブルを避ける確率をかなり減らすことができます。
あてるのは根元だけ(たまに例外あり)
①の原則としてあてるのは根元だけというのには例外があります。
基本的には縮毛矯正は新たに伸びたくせ毛部分のみで充分です。
しかし、
“ダメージを考慮しすぎて前回までの縮毛矯正の伸びが少し甘かった”、
“もしくはあてた部分が取れてしまった気がする”
という場合もあるので、その場合はもちろん調整としてその部分への施術も必要になります。
セルフカラーは極力しない
②のセルフカラーは極力しない理由ですが、
セルフカラーをしている髪は正直はめちゃくちゃ難しいです。
特にセルフカラーの場合、見える部分から染めると思うんですね。
そうなると、
当然、一番最初に塗ったところがお薬が反応していて一番長く時間が置かれている状態です。
しかも、その部分が一番くせが強くてダメージレベルが進行してたりするんですよね。
状況次第では断ることがあるのが現実です。
ダメージがヒドすぎると、お薬も反応をしないですし、予測もしきれないので、
薬剤を弱めに設定するので伸びが悪い箇所が出てくるかもしれないと正直に言います。
できると確信できないものをできるだなんていませんするので。
縮毛矯正の薬剤選定には髪質や癖の強さ、太さなど本当に様々な要素が絡んでくるので、
その重要な項目の1つに髪のダメージレベルというものがあります。
セルフカラーの何がいけないかというと市販の薬剤を使っているからというのもありますが、
お薬を塗る技術、お薬を塗る時間管理が素人だからヤバイんですね。
仮に根元を染める場合だと、
プロならきっちり数センチを正確に均一なところに塗ることができますが、
当たり前ですが素人にはまずそんなことができません。
※塗布のムラは=色のムラだけでなく、ダメージのムラでもあること
それが繰り返されればダメージを予測することは実質不可能になります。
ダメージに合わせてお薬を選定することができないので、
プロとしてできることは最悪の失敗を避けることです。
ぼくは過度の負担でビビり毛になってしまうくらいなら、
薬剤が弱くて伸びが甘かったという選択をとります。
ブリーチなど明るいカラーを減らす
ダメージは明るければ明るいほど、回数を重ねれば重ねるほど、
髪の負担が大きいですよね。
ブリーチや明るいカラーはまず明るいですよね。
そのきれいな色を維持するには定期的に色を補充する必要があります。
そんなブリーチや明るいカラーは縮毛矯正とはとんでもなく相性が悪いということです。
毎日つかうシャンプーにこだわる
縮毛矯正は強力な薬剤を使う施術なので、
家で使うシャンプーを良いものに変えることはとても効果的です。
縮毛矯正に限らず、
薬剤を髪に使用すると、
洗っても流しても目に見えないダメージ成分が必ず髪に残ります。
その成分を取り除くのは市販のシャンプーにはその機能を期待できません。
それどころかさらにダメージを進行させるものもあるので気をつけてくださいね。
ぜひシャンプーは美容室専売品にしましょう!
これは最低限のハードルです。
市販→専売品に変えるだけでもかなりきれいになってストレスが減りますよ^^
まとめ
いかがでしたか?
ざっくりと“縮毛矯正に大事なこと”について
書いてきました。
“髪の毛もファッションの一部”というのは聞いたことあるかと思いますが、
服にこだわる方は多いけど、髪や頭皮をケアしている方が少ないように感じます。
基本的に頭皮は年齢とともに衰退していきます。
少しずつ髪や頭皮に投資する意識をもって、
一つずつできることからやれるといいですよね^^
今日も読んでいただきありがとうございました♬
たつの市で髪質改善の美容院をしている徳永でした。
TEL 0120-39-0077