
こんにちは!
たつの市で髪質改善の美容院 をしているビレカの徳永です^^
今回は“うねり毛、くせ毛を髪質改善するたった1つの習慣”について
書いていこうと思います。
目次
うねり毛、くせ毛を髪質改善するという事とは
『改善する』っていうのはまっすぐにするということだけではありません。
極端に言うと、
『クセを正した方がいいのか、もしくは生かすのか』
この二択になります。
正すのは前の記事にも書いたメニューを選んで頂きます。
では生かす方法はというと、
やはりカットですよね。
これはぬらして切った後に乾かして最終調整していくカットと、
乾いた状態のみで切るドライカットと大きく分けて2種類あります。
このことに関してはまた別の機会に書きたいと思います(^_-)
ビレカで目指している髪質改善は、髪が軽くてツヤがあって楽ちんなことが条件なので、
トリートメントをべったり重ねて重たくツヤはあるけど、
ドライヤーにめちゃくちゃ時間がかかるというのはNGです。
そもそもくせ毛は大きくわけて3種類
①波状毛タイプは髪を伸ばすと波状(ウェーブ)にうねるくせ毛
②捻転毛タイプは髪がところどころでねじれていて、太さに均一感がないくせ毛
③縮毛タイプはくせがとても強く見えるタイプ
あなたはこのどれかに当てはまりますか??
特に悩まれている原因が多いのは4パターン
①毛穴の形状&遺伝によるくせ毛
②髪のダメージによるくせ毛
③ホルモンバランスの乱れによるくせ毛
④髪密度低下によるくせ毛
①の原因は聞いたことがありませんか?
くせ毛って毛の根っこの部分、つまり毛根が曲がっているために起こるって知ってました?
毛母細胞という場所で作られた髪の毛が頭皮上にでてくるときに、
カーブしてまがった毛穴を通るので、うねるんですね。
また、加齢になると毛穴の形状が変わってくるとも言われています。
重力によって頭皮がたるんできます。
よく顔と頭皮は一枚の皮で繋がっているという表現を耳にしませんか?
年齢を重ねたら皮膚が多少なりともたるんでシワが増えるのと同じで、
頭皮もたるんでしまいその影響を受けるんじゃないかとも言われています。
あとこの毛根のまがり具合は遺伝が多いと言われています。
親がくせ毛だと、子どもにもくせが出る傾向が強いです。
②のダメージが原因でのくせ毛の悪化もあります。
髪の成分は、「コルテックス」と呼ばれるケラチンたんぱく質でできているのですが、
そのうちの硬いたんぱく質と柔らかいたんぱく質のバランスが乱れてしまうと、
ねじれ現象を起こして縮れ毛になると言われています。
これらも必要最低限を補うことでカバーされます
また、頭皮の毛穴に汚れや皮脂が詰まり、まっすぐな髪が生えるのを邪魔している場合もあります。
このクセ毛の原因としては、シャンプーやトリートメントの洗い残しが原因に挙げられます。
蓄積されたものは残念ながらシャンプーでは落ちません。
なのでビレカでは濃度なども調整したオリジナルのものを使っていきます。
これをするだけでも、
髪が軽くなって乾かす時間がかなり短縮され、
ペタンとする髪はふわっとなり、
乾いた後はさらさらで、
さらにツヤが出るというまさに最強です(笑)
それがコレ↓
これがビレカで行っている1つの習慣です。
③のホルモンバランスの乱れなんですが、
うねり毛とホルモンバランスは大きく関係してるんですね。
加齢とともにうねり毛が増えるケースが多くあり、
ホルモンバランスが年齢を重ねるごとに崩れやすいのが大きな原因です。
髪の毛に含まれる脂質の減少もその一つです。
ホルモンバランスを整えるにはイソフラボンがいいんですね!
大豆製品に多く含まれているので、年齢を重ねるごとに
意識して摂取してみてください^^
あとは、育毛剤や養毛剤の中にもイソフラボンが含まれているものもあるので
それらを有効的に使う事でうねり毛を改善できる可能性があります。
④の髪密度の低下というのは、
髪密度とは、髪の毛1本1本が持つ密度のことをいいます。
髪とは、中心にメデュラ、それをコルテックスが束状に取り囲んで、
表面をキューティクルが覆う3つの層から成りたってるんですね。
髪密度が高い髪というのはメデュラやコルテックスが詰まっており、
全体的に弾力があっててきれいです。
反対に、髪の中がからっぽになり、スカスカで髪密度が低い状態になると、
キューティクルも剥がれてパサパサの髪になります。
それでは、パサパサ髪にならないためにはどんなことを心がければよいのかという事なんですが、
簡単です。
たとえば、カラーリングとパーマを同時にしないなど、ダメージを減らすことです。
トリートメント剤で髪密度の補修をしてあげるのも効果がありますよ。
毛先や枕の摩擦が多い後頭部、顔の周りなど傷みやすい部分によくもみ込んであげてください^^
あとは、ドライヤーをかけるときは熱によるダメージを避けましょう。
まず温風で乾かして最後に冷風をかけて髪のキューティクルを引き締めるひと手間が
結構大事だったりしますからね。
まとめ
最後に花王による研究結果をご覧ください^^
・加齢にともなう髪の悩み
石鹸や化粧品などで知られる花王は、
シャンプーやコンディショナーといったヘアケア製品にも力を入れています。
20年ほど前からは、より消費者の声に応えたいと、
加齢にともなう髪の変化について広く調査・研究をしてきました。
その成果として、年齢とともに毛髪が細くなることなどがわかっています。
2005年には、首都圏に住む10代〜50代の女性1500人を対象に
「毛髪悩みアンケート」調査を行いました。
その結果、「白髪」に次いで、「ハリ・コシ・ボリュームがない」「ツヤがない」
といった悩みが年齢とともに急増していることがわかりました。
「ハリ・コシ・ボリュームがない」という悩みは、既に知られている「毛髪が細くなる」ことが関係していると考えられます。
しかし、「ツヤがない」という悩みについては、これまであまり研究されておらず、原因もわかっていませんでした。
こうして「髪のツヤ」に迫る研究が始まったのです。
・ツヤとうねりの関係
まず、最近6カ月間に、パーマをかけていない女性230名の協力のもと、
1人1人の髪のツヤを、手触りなどの官能評価と数値化したツヤ値とで評価しました。
その結果、加齢にともない、“天使の輪”がハッキリしなくなること、
また、ツヤ値は20代と比べて50代では約20%、60代では約30%低下していることがわかりました(図2)。
このように、当人たちが感じている「加齢にともなう髪のツヤの低下」は、
客観的な事実として明らかになりました。では、その原因はいったい何なのでしょうか。
花王では、これまでのクセ毛の研究から、「うねりのある毛髪ほどツヤがない」
という結果を得ていました。
これをヒントに、加齢にともなう髪のツヤの低下も
“髪のうねり”と関係があるのではないかと考えました。
先ほどの女性230名から毛髪を提供してもらい、うねりの程度を測ったところ、
強いうねりが現れる頻度は、10代の36%から60代の75%へと年齢とともに増えていました(図3)。
加齢とともに髪のうねりは強くなり、それにともなってツヤも低下していることが明らかになったのです。
図2. 加齢にともないツヤ値が低下する。
ツヤ値とは、頭部後ろ側の画像をもとに計算した、天使の輪の部分と周辺部の明度の差をいう。
図3. 加齢にともないうねり毛が増える。
カール半径により、毛髪の曲がりの程度を計測。カール半径4cm以下をうねりがあると判定した。
・髪のうねりを支配するコルテックス細胞
うねりの強い髪と直毛とは、どのような違いがあるのでしょうか?
1本の髪は大きくわけると3つの層からできています。
外側からキューティクル、コルテックス、メデュラです(図4)。
美しい髪と聞いて、私たちが、まっさきに思い出すキューティクルは
一番外側にあるため、傷つきやすく、髪のツヤや感触を大きく左右します。
しかし、髪のうねりの原因はこのキューティクルではありません。
内側のコルテックスという細胞の構造に関係しています。
1本の毛髪はコルテックスが束になったもので、
1つ1つのコルテックスの中には縦方向に繊維が走っています。
この繊維が並行に並んでいるか、ねじれて並んでいるかの違いによって
コルテックスは2種類に分けられます(図5)。
花王は、この2種類のコルテックスを染め分ける技術を持っており、
以前おこなった「クセ毛の研究」で、うねりの強い髪の毛ほど、
2種類のコルテックスの分布に偏りが大きいことを見出していました(図1右)。
そこで、加齢にともない、コルテックスがどのように変化しているかを調べることにしました。
しかし、この染色方法では定性的な評価が限界で、
加齢にともなう微妙なコルテックスの変化を知ることはできませんでした。
そこで、世界最高性能を持つSPring-8による研究が必要になったのです。
花王と共同研究者の東京大学大学院新領域創成科学研究科の雨宮慶幸教授は高フラックスビームライン(BL40XU)*をつかったマイクロビームX線小角散乱法*で、コルテックスの偏りの程度を調べました。
「毛髪繊維の直径はおよそ100μm(1μm:マイクロメートルは1000分の1ミリメートル)
。毛髪の微小部分の内部構造を解析するためには、5μmの分解能で解析できるBL40XUは最適なのです」
と花王メイクアップビューティ研究所副主席研究員の伊藤隆司さんは話します。
図6のような小角散乱像が得られ、加齢にともなってうねる髪の2種類のコルテックスは
偏りが大きくなることを、初めて定量的に評価できました。
・うねりの改善=ツヤの回復
花王は有機酸の一種が髪のうねりを改善することを見出しました。
「うねりを改善すれば、ツヤを取り戻すことができる」ことを示した研究結果によって、
「この有機酸が入ったシャンプー、コンディショナー、トリートメントは髪のツヤを改善する」
ことが科学的に裏づけられたことになります。
今年4月に発売になった「セグレタ」は、まさにこの成果をもとに作られたヘアケア製品です。
「SPring-8の結果があるから、私たちはこの製品を自信をもってお薦めできるのです」と伊藤副主席研究員。
消費者に信頼できる製品を届けたいという強い思いが伝わってきました。
・髪のツヤの研究はまだまだ続く
「この研究の意義は、“髪のツヤ”に関係する毛髪構造を細胞レベルで初めて定量的に評価した点にあります
」と伊藤副主席研究員は話します(図7)。
しかし、これですべてが解明したわけではありません。
この有機酸は髪のうねりを改善しますが、コルテックスにどのように働きかけて変化させるのか
といった詳しいメカニズムについては、まだわかっていません。
今後実施される、この有機酸の作用に焦点を当てた研究にとって、
SPring-8での構造解析はますます重要になることでしょう。
そして、その成果は私たちに、より効果の高いヘアケア製品を提供してくれるのです。
いかがでしたか?
少し長かったですが、くせやうねりというのは、
年齢を重ねるごとに増えていくんですね^^;
年齢を重ねると毛にハリコシがなくなり、
逆にくせというのは増してきます。
髪質改善というのは、扱いやすい髪にしていくことが目的なので、
手段としてまっすぐにするのか、
長い目を見てくせを極力抑えながら生かしていくのかはあなた次第です。
どちらもメリット、デメリットはありますから。
それでも、
どちらにしても、コレは必須です(笑)
ホンマにいい仕事してくれます^^
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♬
たつの市で髪質改善の美容院 をしているビレカの徳永でした^^